告白はストレートにただ「好きだ、付き合って」

K.W(20歳)男性 大学生 宮城

僕は野球ばかりしていて、恋愛経験が皆無な高校生でした。それが部活も引退した高3の秋になって、人並みな恋愛の機会が巡ってきたのです。部活を引退してから慌ててはじめた大学受験の準備で通っていた塾に、同じ高校の女子が一人だけいたのですが、その子のことが好きになったのでした。同じクラスにもなったことがあったのですが、僕が塾に通うようになってから同じ高校ということで話しをする機会が多くなったのです。

塾の後の帰り道も方角が同じなので、一緒に帰るようになっていました。自動販売機でジュースを買って一緒に飲んだり、遅くなってお腹が空くとコンビニで何か買って一緒に食べることもありました。ただ、彼女が好きだと気づいたのは受験も間近になった頃のことです。大学に進めばこんなことはなくなってしまうと思った時に、なんとも寂しい気がしたのです。そんなことは初めてで、自分でも驚いたのですが、気が付いたからには、このままの関係で卒業して終わるのではなく、彼女に告白してすっきりしようと思いました。もし、断られてもどうせもうすぐ卒業です。

恋愛経験がないなりに、告白するときは雰囲気が大切だと考えたのですが、経験がないのに無理して背伸びをしてもボロが出そうなのでやめました。

大切なのはちゃんと気持ちを伝えることです。 野球と同じでストレート直球勝負が正々堂々としていていいと思いました。そこで、塾の帰り道、自動販売機で買ったコーヒーを飲みながら、ただストレートに気持ちを伝えました。言ったことは大きな声でこれだけです。

「好きだ、付き合って」

彼女は、笑っていました。でも僕の精一杯の告白を受け止めてくれました。受験生なので、付き合ったところで何ができるわけではないのですが、塾からの帰り道彼女と手を繋いで帰る時間がとても大切なものでした。

その後大学に入り、彼女とは結局別れてしまいましたが、あの頃の思い出は今でも大切な思い出です。そして、今でも僕の気持ちの伝え方は代わっていません。直球ストレート。告白にはそれが一番だと、少し経験を積んだ今でも思っています。

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